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葛飾区
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「子どもを犯罪から守るまちづくり講座」子どもの安全を考えるつどい開催報告

活動分野

子どもまちづくり

地域

亀有・青戸地域南綾瀬・お花茶屋・堀切地域立石・四つ木地域奥戸・新小岩地域柴又・高砂地域金町・新宿地域

去る8月25日(土)14:00-16:00 場所:金町地区センター・ホールにて、「子どもを犯罪から守るまちづくり講座」子どもの安全を考えるつどいが開催されました。以下に開催報告をさせていただきます。

 

1.出席者

総計:66名

(1)小学校PTA:33名
金町小学校:6名、飯塚小学校:6名、奥戸小学校:3名、葛飾小学校:1名、亀青小学校:3名、こすげ小学校:2名、中之台小学校:2名、新宿小学校:1名、東綾瀬小学校:2名、本田小学校:2名、上千葉小学校:3名、北野小学校:2名

(2)中学校PTA:4名
小松中学校:2名、双葉中学校:2名

(3)地域:8名
金町地区委員会:7名、新小岩地区委員会:1名

(4)個人・行政他:21名

個人:5名、推進会:10名、葛飾区生涯学習課:3名、足立区まちづくり課:3名    

2.主催者挨拶 

(1)子どもを犯罪から守るまちづくり活動推進会 白石会長

本日はお暑い中、ご参加いただき、有難うございます。
今日は、つどいですが、皆様、子どもの安全についてはどのようにお考えでしょうか。
おとなは地域がなくても関係ないですが、子どもは地域の学校へ通って、地域の公園で遊んで、地域の道路を通っています。皆さんも子どもに引っ付いて見守りができますでしょうか。
地域は子どもにとって、とても大事なものだと思います。今日は、小学校、中学校のPTA連合会の会長さん、北野小学校の元PTA会長さんにお集まりいただき、今一度、子どもの安全について考えてみたいと思います。
本日も宜しくお願いいたします。

(2)葛飾区教育委員会事務局生涯学習課  課長 加納 清幸 様

猛暑の中、ご参加くださり、有難うございます。今年度に入って、こどもたちが大きな犯罪に合ってという連絡ははいっておりません。子どもを地域の皆様が見守っていただいている成果かなと思っております。
本日は、つどいということで、子どもを犯罪から守るために、どういった地域の活動が必要かについて、お話をいただくことになっております。本日のつどいが子どもを犯罪から守る取り組みを更に強めていき、子どもを取り巻く地域づくりにつながっていく形になっていけばいいなと思っております。本日も宜しくお願いいたします。

 

3.講演 千葉大学名誉教授 中村 攻先生

ここのところ、台風と豪雨が日本列島を襲っていますね。この間は、岡山、広島の豪雨で沢山の人が命を失いましたね。亡くなられた方々も、多分、その前日にはテレビを見ておられ、台風で豪雨が来るのだなあと思っておられたんだろうな。でも今日は命をなくしてしまっている。どうやって防げばよいのでしょうか。災害前は自分は大丈夫だろうとテレビを見ているが、急に被害にあって、命を落としてしまう。犯罪被害も同じです。これが災害や犯罪や事故の特徴です。5月に新潟でも小学校の女児が下校途中に誘拐されて命を落としました。あのお子さんのお父さん、お母さんも、まさか、我が子が学校の帰りに命を落とすことはないだろうと思っていたでしょう。色々な所で日本も危なくなってきたなと感じていたかもしれません。豪雨で命を落とした人も同じです。災害や事故、事件に巻き込まれるというのはまさに、こういうことです。自分の子が帰宅時に命を落とすことがわかっていれば、迎えに行くなど色々な手を取るのです。でもそれは、できないのです。では、どうすれば災害や犯罪から命を守ることができるのでしょうか。それは、たった一つです。予防するしかないのです。事前に自分にもその危険が及ぶかもしれないという前提で予防をし、未然に安全対策を取る努力をする以外に守れないのです。子どもを犯罪から守るとためには、どれだけ、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、地域の大人たちが予防する、子どもを犯罪から守っていくという地域に普段からしていかないと子どもを守れないのです。誰かがやってくれるというわけではないです。そういう思いで、17年前に葛飾では子どもを犯罪から守るまちづくりの活動がはじまったのです。全国的にも注目される活動なのです。この活動は17年前程前にPTAと校長先生が一緒になって、初めてこの活動に取り組んだのは、亀有中学校です。中学生は部活があり、帰りが遅くなります。特に女子生徒が被害に遭って学校にもどってくるのです。何とかならないかということで、子ども達が帰る通学路の安全を確保したいということで、私の研究室にご相談にみえました。
そして、地域の力で通学路を安全にしていく、活動に取り組みましょうということで、スタート、20年くらいになります。葛飾区が正式の事業としての取り組みを始めて17年目です。参加された区民の方は数万人になると思います。そういう歴史を持っている活動です。今日は、2人の小学校と中学校のPTA連合会の役員の方と50周年記念行事の一つとしてこの活動を始められました当時の北野小学校のPTA会長の沢崎さんに来ていただいて、ご報告をしていただきます。
私からは、この葛飾区の活動の特徴について簡単にお話をします。
4つ特徴があります。
1つは、大人を中心にして子どもを犯罪から守る活動ということです。子どもの安全ということでは、子どもに安全教育をするととらえる方がおられます。例えば、子どもにベルを持たせる、学校で安全マップを作らせるという活動が一例です。子ども達に安全教育をして自分の命は自分で守っていくというのが日本の社会の子ども達の安全対策の中心です。葛飾での活動はそうではありません。大人が中心になって子ども達が生活をしている地域社会を安全にしていくという活動なのです。犯人の多くは大人ですから子どもの力で防ぐには大きい限界があります。お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんは子どもの安全のために何をやるのでしょうか。学校に安全教育をちゃんとやって下さいと要望を出しているくらいではないでしょうか。あるいは、家で子どもに注意をしたとしても子どもの後を毎日ついていくわけにはいかないわけです。もっと、大人自身が汗をかいて、先頭に立って、子ども達が毎日生活をしているこの地域社会を安全にしていくのです。口ではなく、体と心を大人が動かしましょう。PTAにはこの活動に取組むと、結構、きついぞという話が起きているかもしれません。当たり前です。地域社会が危険になっている中で、子ども達を犯罪から守るために、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんが一定の力を発揮して努力しないと子どもを守れないのです。大人の力で子どもが生活する地域社会を安全な環境に改善していきましょう。子どもは安全にして、楽しい毎日の生活をする権利を持っていると思います。子ども達にああしろ、こうしろということではなく、我々大人がそれを保証する義務があります。
これが第一点目の特徴です。
2つ目の特徴は、具体的にどういう風にやっていくのかということです。
この活動は、子ども達が具体的に犯罪に合った場所からスタートします。
なぜかというとパトロールをやったり、学校で安全マップを作ったりしています。しかし、子ども達が具体的にどこで、危ないことにあったり、危ない場所などの実態がわかっていないのに、パトロールや犯罪マップを作ったりしても確信にならないのではないのでしょうか。具体的に子ども達に教えてもらうためにアンケート調査を行い、子ども達が地域のどこでいつ頃、どういう形で犯罪の危険にあっているのかという実態をお父さん、お母さんが教えてもらい、大人が安全にするように努力するよといった科学的で具体的な活動がないといけないと思うのです。
17年前に大阪の池田小学校で学校の中で7名の児童がなくなったときに、日本中で取り組みがはじまったのです。私もまちづくりの研究者としてどのように取り組めばよいのかという中でまず、実態を知らないといけないと考えました。そこで警視庁に行って、子ども達がどのような事件にあっているか実態を知りたいので教えて欲しいと聞きにいったのです。警察の方で見せてもらったのは、シンナー吸ったとか恐喝をしたとか、いわゆる子ども達が起こした犯罪のデータはあるのですが、「普通の子ども達」がどこでどういう形で犯罪の被害者にあったというデータはなかったのです。日本の社会では警察でもそうなのですから、行政のどこでも、子ども達がどこでどういう犯罪の危険にあっているという実態すらわかっていないということがわかったのです。
それぞれの地域で子ども達がどこでどういう形で危ない目に合っているかという実態をきちんと知るということから始めないと、科学的に具体的な手が打てないだろうと考えました。
まず、子ども達にここが危なかったと教えてもらい、親や地域の大人が受け止めて、警察や行政と協力をして、改善を進めていくのがこの活動です。あちこちで進められている防犯活動の多くは、診察をしないで薬を飲んでいるようなものです。ちゃんと診察を受けてから病名と治療法を決めて、薬を飲むようにしましょう。
3つめの特徴は、子ども達、特に被害者となった子どもの人権やプライバシーの保護について重視します。
始めた当初は、この研究が注目されたのですが、なかなか、同様の研究をやる研究者がいませんでした。その大きい理由は、犯罪にあった情報はセンシティブで、調査にはなじまないため、実態がわからないとの意見がありました。実態を調べないといけないが、交通事故であれば実態を把握しやすい。しかし、子どもの犯罪被害は、特に女の子でひどい被害に遭った子もいるかも知れないという前提で調査をやらないといけない。どの子どもにもプライバシーと被害に遭ったお子さんの保護について考える必要がある。プライバシーや人権について無頓着な大人であってはいけない。実態を把握するために、子ども達からアンケート調査をしていますが、学校の授業中で、安全マップをつくるようなことはやりません。被害に遭った子どももいるかもしれないのに、参加・不参加の自由のない授業でアンケート調査を行うようなことはやりません。アンケートは家でやってきて、封筒にいれてきて、先生ではなく、PTAが教室の入り口や下駄箱に段ボールを置いて集めて、PTAが責任を持って集計します。誰が回答したかがわからないようにすることと、子どもさんで今は書きたくないお子さんは書かなくていいよという流れにしています。大抵のお子さんは調査に回答してくれます。子ども達の訴えを大人たちが真剣に受けとめる必要があります。子ども達のプライバシーの保護については充分に配慮するというのが3番目の特徴です。
最近では、警察でも不審者情報を流したりしていますが、私は疑問です。被害に遭った本人や両親の了解を得ているのかということについて、もっと慎重にあってもらいたい。この活動は人権やプライバシーに配慮した活動なのです。
4つめは、単に子どもを犯罪から守るだけではなく、楽しくて安全な地域をつくるという活動です。地域社会を楽しく安全にしていく活動です。
時間がきてしまったので私の話はここまでにします。次のディスカッションの中で4つ目の課題には触れていきたいと思います。

4.パネルディスカッション

引き続き、中村先生にファシリテーターをお願いし、パネラーとして、中学校PTA連合会会長 山田雄二様、小学校PTA連合会副会長 三浦武様、元北野小学校PTA会長 沢崎俊之様をお招きし、パネルディスカッションが開催されました。

こんにちは。元北野小学校PTA会長の沢崎です。
今日は、この活動を振り返る時間を与えていただけていたのかと思います。
私は、小P連の顧問ですが、7ブロックの懇親会の会合で必ず話すことがあります。
「PTAは子からもらったプレゼント」という言葉です。子ども達が3人いるのですが、
PTAは子どもが縁になってつながっている活動かなと思っています。
平成15年が50周年でした。子どもを犯罪から守るまちづくり、古典落語、犯罪被害者の遺族の話を聴く、祝賀会を4つの柱としました。
当時の青少年委員から、子どもを犯罪から守るまちづくり活動を葛飾区内でやっているが北野小学校でもやってみませんかとのはなしがありました。短期間で終わる活動ではなく、10年くらいやって欲しいとのことでした。なかなか運営員会で議論を十分にできないまま、時間がたってしまいました。たまたま、その年の運動会が途中で天候が悪くなり、途中で中止になってしまいました。その日は本部役員が集まっていましたので、この活動をどうしたらよいかと話をしました。
大変だとは聞いているが、子ども達の為にもなるし、我々にも意味があるのではないかということでスタートしました。その後、運営委委員会、学校、地域と賛同を得ることができました。この活動に取り組むきっかけは、必ずしても意図して実現したことではなく、運動会中止というハプニングから始まりました。北野小学校は大きな商店街がなく比較的安全な場所だと思っていました。しかし、アンケートを取ってみると被害率が27%くらいでした。金町公園が危ないという噂がありましたが、実際にアンケート調査でも被害が出ていました。毎回この活動が終わると記録集を作ります。右側は1回目のワークショップの感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

5.出席者の感想

出席者の感想を抜粋して、掲載します。
・子供の安全を考える上でまず周囲の大人の意識が重要であることを実感した。
・北野小学校の長期に渡っての活動が、具体的にどんなことをやっているのかという参考になりました。
・大人の一方的な気持ちだけではなく、子供にも自分を守る目を持つ事が大切!!葛飾区の活動が、長年に渡って行われている事におどろきました。
・地域で子供を守っていくのは、大人のことと思いますが、家庭でも子供の教育をしてほしい。
・PTAが実行委員としてやっているので、いいなーと思いました。私達の所では地区委員会がやっていますが、小学校の親子さんの参加が少なくなかなか人数を集められず苦戦しています。
・中村先生の4つの特長が非常に分かりやすい内容でした。特に、大人が中心に活動を行うための意識を高める説明が非常に感じる所がありました。
・子ども達にアンケート調査を行って、「子どもから犯罪を守る」まちづくり活動をする意図が、この講演を通してよく分かったのでとても良かったです。
・葛飾区の取り組みの特徴について、とても共感できた。大人として子供のために何ができるか、といって視点を常に持つことの大事さをあらためて感じることができた。
・まだ小学生の保護者なので、これから迎える中学生の話が参考になりました。中学生の不安定な時期がある事、それまでに親がしてあげれる事、沢山あると思うので、沢山の子供の話に耳をかたむけ、安心安全に健やかに過ごせるには、どうしたら良いか考える良い機会を頂けました。                    ・親が子供を守る、危険な場所を知る、地域の人と仲良く楽しくしていく事が大切な事だと感じました。

・4大特徴について、具体的なお話で今後我々の学区でも検討したい。
・親・地域が中心となって、子供達の安全を守らなければいけない。
・葛飾の活動等、知らない事ばかりだったので参考になりました。
・子どもを守る事は、伝えるだけではなく大人が行動をしていくという事をしていきたいと思いました。犯罪が起こりやすい場所への地域の方との交流など、パトロールをするだけではなく、色々な方法がある事を知りました。
・子どもたちの安全・安心は、事前の対策が大切であることを改めて感じました。また、PTAが抱えている課題を知ることが出来ました。

次回の第3ステップは、9月15日(土)14:00より亀有地区センターになります。多数のご出席をお待ちしております。

 

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