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葛飾区
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「子どもを犯罪から守るまちづくり講座」子どもの安全を考えるつどい開催報告

活動分野

子どもまちづくり

地域

亀有・青戸地域南綾瀬・お花茶屋・堀切地域立石・四つ木地域奥戸・新小岩地域柴又・高砂地域金町・新宿地域

去る8月19日(土)14:00-16:00 場所:ウィメンズパル 多目的ホールにて、「子どもを犯罪から守るまちづくり講座」子どもの安全を考えるつどいが開催されました。以下に開催報告をさせていただきます。

1.出席者

総計:73名

小学校PTA:36名
飯塚小学校:2名、奥戸小学校:3名、葛飾小学校:2名、亀青小学校:1名、こすげ小学校:2名、柴原小学校:3名、末広小学校:4名、中之台小学校:2名、新宿小学校:1名、半田小学校:2名、東綾瀬小学校:2名、二上小学校:1名、本田小学校:4名、堀切小学校:2名、道上小学校:1名、よつぎ小学校:1名、綾南小学校:2名、原田小学校:1名

中学校PTA:14名
青戸中学校:2名、小松中学校:2名、双葉中学校:2名、堀切中学校:6名、新宿中学校:2名

地域:3名
新小岩地区委員会:1名、堀切地区委員会:1名、青少年委員:1名

個人:4名、推進会:12名、行政:4名    

2.主催者挨拶 

(1)子どもを犯罪から守るまちづくり活動推進会 白石会長

私たちは子どもを犯罪から守るまちづくり活動をより、しやすくするために作られました会です。アンケート集計や各学校へ寄り添う支援をやっております。やってみたいという学校はぜひ、声をかけていただきたいと思います。今日もためになる話がたくさん聞けると思いますのでとても楽しみです。

 

(2)葛飾区教育委員会事務局生涯学習課  課長 小曽根 豊 様

日頃より、教育委員会の事業にご協力をいただきまして有難うございます。今年は体調管理が難しい気候になっております。2学期になりますと色々な行事がありますので、体調管理に気を付けていただければと思います。いまだに大きな犯罪など、子どもの安全を守るためにどのようなことが必要か、本日は子どもを犯罪から守るまちづくり活動を長年にわたり指導いただいている中村先生をはじめ、小学校PTA連合会 白石会長、中学校PTA連合会 武内会長、葛飾区立奥戸小学校 小笠原校長先生、葛飾区立原田小学校 角田校長先生の4人の方にご登壇いただき、子どもを犯罪から守るためにどのようなことが必要かについて、お話をしていただくことになっております。今活動が地域ぐるみで子どもを守る活動につながることを希望しております。
関係者の皆様にお礼を申し上げて本日のご挨拶と致します。

 

3.講演 千葉大学名誉教授 中村 攻先生

みなさん、こんにちは。中村です。今日の話はこの活動の基本をお話したうえで、具体的に学校やPTAの方の意見をお伺いすることがメインです。

まずは、この活動の意義についてお話をする必要があるということで登壇しました。
昨年、がんが見つかり、入院しまして、頭を丸刈りにしました。少し髪の毛が生えてきました。皆さんもいつか、病気になるかも知れませんが、いつか中村が髪の毛が生えたことを喜んでいたと思いだして頂ければと思います。
今年になってからも松戸市で小学校3年生の女の子が終業式に誘拐されて殺されてしまう事件がありました。この事件は新しい問題を提起しております。私が一番問題だと考えたのは登校中の犯罪だということです。私も長年、こうした研究をしてきましたが、これまでは、下校中か下校後に遊んでいて事件が発生していました。登校中に事件が発生したのは珍しい事例です。なぜならば日本では多くの学校で集団登校をやっていたため、登校時の安全が守られていたからです。登校時は友達と一緒にいくということで、大きな被害が発生しませんでした。
しかし、松戸市のこの学校では、集団登校をやっていませんでした。ただ、集団登校は別の意味で問題を抱えています。交通事故です。交通事故が発生すると多くの被害が出てしまいます。また、道路事情が悪い場所では、集団登校がなかなかできないという所は全国的にはまだまだあります。
そういった場所で今回、事件が発生しました。歩車分離の施策をもっと広めていかないと登校時のこういった事件は防げないと考えています。葛飾区でも住民の方が集団登校をしているかを調べていましたが5割から6割の実施にとどまっていたと思います。
日本では、子ども達が犯罪で命を落とす事件は年間20件程度、発生しています。
こうした状況ですが、通常は、犯罪はまさか自分の子どもにふってこないと思っています。そして、被害にあってしまう。しかし、被害にあってからだと遅いのです。事前に対応をしていく必要があります。松戸の事件も同様のことで、我が子が今日、犯罪にあうとわかっていれば逃げられるのですが、それが出来ないのがこの種の犯罪です。そういった意味では、起きてからでは遅いのです。それを予防するために子どもを犯罪から守るまちづくり活動の意義があると思います。
葛飾区ではこの活動を16年取り組んでいます。
亀有中学校と始めたころを加えると20年近くになります。
池田小学校で8名の児童が命を落としたことも契機になって、全国的に子どもを犯罪から守るまちづくり活動に取り組まれてきました。(2006年)
葛飾での子どもを犯罪から守るまちづくり活動の特徴を4点説明したいと思います。
特徴の1つめは、大人が自ら頭を使い、汗をかいて、子ども達が日常生活している地域を安全にするという活動だということです。全国的には、自己責任論の立場から自分の身は自分で守るという考えに立って子ども達に安全教育を施すというやり方です。「安全マップ」を作ったりしていました。しかし、葛飾では、犯人は大人だし、自分で自分の身を守るということを教育することには限界があると考えました。大人の役割として、まず、汗を流して子どもを犯罪から守るための地域活動をやりましょうということです。
子どもの安全の問題までを学校に任せるというのは、難しいと思います。学校がそこまで責任が持てる状況かということです。学校には、まず、子ども達に勉強する楽しさと大切さを伝えて欲しい、学校でのいじめについても対応をしてもらわないといけません。そういった状況ですから、地域の安全についても学校に頼るのはいきすぎだと思います。大人の出番だと思います。子ども達からのアンケート結果も、子ども達から大人へ「地域社会を安全にしてもらいたい」というシグナルだと思っています。
一方、PTAで子どもを犯罪から守るまちづくり活動をやると大変だという声もありますが、ある程度、PTAも頑張らないといけないのではないでしょうか。
確かに、地域がなくても生活できるという大人もいます。しかし、子どもは地域で遊び、地域で育ち、地域の友達と遊ぶことで成長します。子どもが安心できるような地域環境を大人が作っていく必要があります。
確かに、学校は地域のひとつですが、地域の安全まで責任を持つことはできません。もっとやるべきことがあるからです。
私は子どもの安全は今後、どちらの方向に向かっていくのかについて危惧しています。
一つ目の方向は、地域での登下校の安全が各家庭の責任になっていく道です。
欧米の多くの国では、学校の送迎の安全は親の責任になります。日本でも幼稚園や保育園のように小学校でも親が送り迎えをやるのか。
私はもう一つ道があると思います、地域で子ども達を守っていく道があると思います。地域、すなわち、PTAや町会が力を合わせて子ども達が安全に学校に行き、地域で遊べる地域を作っていくという道です。
特徴の2つめは、具体的な危険箇所からスタートすることです。
子ども達にどこで危険な目に遭ったか、実態を調べることから始めます。
子どもが地域の何処でどんな危ない目に遭っているのかは、警察にも行政にもきちんとした情報がないのです。そういった情報がない中でパトロールをやっても、パトロールをやっている側にも自信が持てない状況が続いています。
まず、子ども達がどこで、どんな危険な目に遭っているかから調べることが大事です。
この活動は科学的な活動なのです。調べることを基本としています。
この活動に参加した大人たちが、自分の子どもが住んでいる地域にこんなに危ないところがあるのかを知ると、職場を休んだりして毎日子どもを守っていくことなど不可能な訳ですし、たどり着くのは、地域を安全にする活動に自分が参加し、改善していくしかないと気づきます。
そしてそれが原動力になってこの活動を更に進めていっています。
特徴の3つめは、この活動が犯罪の実態を調べることからスタートしますから、子ども達のプライバシーの尊重、とりわけ被害者への配慮をよく考えることです。犯罪にあった子ども達の中には、もう事件に触れてもらいたくないという子ども達もいるはずです。参加・不参加の自由のない授業中に「安全マップ」等で危険な所探しをやるというやり方は、こうした点で配慮に欠けていると思います。この活動では、アンケート結果を封筒に入れ、封をしてもらい、誰が書いたかわからない形で、下駄箱等の段ボールに入れてもらい、攪拌した後、保護者が責任を持って、集計をしています。また、今は、提出したくない子ども達には提出しなくてもよいこともきちんと伝えております。調査をする上で十分な配慮をする必要があるのです。
特徴の4つめは、大人達みんなで危険箇所をまわって点検をし、具体的な案を検討することです。その際には、保護者のみならず、町会や老人会、学校の先生にも参加してもらいます。そういうことをとおして、子どもを守り育てる地域の大人のネットワークが広がっていくのです。この活動では、行政とも具体的な解決を図っていきます。道路課や公園課、警察と話し合いを通じて、具体的なアドバイスをもらいながら改善を図っています。
やはり、地域は大事です。地域で生活の質が変わります。老後のためにも地域が大切です。この活動を通じて、子どもを犯罪から守るという視点で地域を見直し、老後のためにも地域を見直していく必要があると思います。

4.パネルディスカッション

引き続き、中村先生にファシリテーターをお願いし、パネルディスカッションが開催されました。
活発な意見交換がなされました。

平成29年度小学校PTA連合会 会長 白石 正倫様  

平成29年度中学校PTA連合会 会長 武内 重雄様

 

葛飾区立奥戸小学校 校長   小笠原 敏文先生

葛飾区立原田小学校 校長   角田 由美子先生

 

ファシリテーターの中村先生

 

5.出席者の感想

出席者の感想を抜粋して、掲載します。
・PTAの活動を保護者全体で支えていく例を聞くことができたので大変参考になりました。
・子どもの安全を守るためには地域での大人の役割が大切だと思いました。安全な地域を作っていきたいです。熱心に取り組んでいた方々のパネルディスカッションはとても勉強になりました。
・父親の参加はとても大切だと思っておりましたので、確信が持てました。どんどん参加をしてもらおうと思います。
・校長先生のお話の中で、学校・PTA・地域が関わることの大切さや具体的な努力・活動が伝わりました。
・実際に活動に関わったPTA会長や、校長先生の話はとても参考になりました。大変な活動ではあると思いますがとても、やりがいのある活動だと思いました。
・色々な学校のPTA,先生方それぞれの立場から、この活動を通じてどのような結果が得られたのか、具体的に聞くことができて良かった。なるべく多くの人を参加させる工夫が参考になった。

次回の第3ステップは、9月16日(土)14:00より亀有地区センターになります。多数のご出席をお待ちしております。

 

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